家庭の洗いとクリーニング屋の洗いはどういった違いがあるのでしょう。
結論から言うとそのアイテムにあった洗い方をしているという事です。
そのアイテムの特徴や汚れ方などをよく見て洗っています。
決定的な違いはこの四つです。
・ドライ溶剤で洗うか水で洗うか
・適切な洗剤
・適切な温度
・適切な洗剤の量
ドライ溶剤で洗うか水で洗うか
基本的に
ドライ溶剤→毛、絹など動物性繊維
水洗い→化学繊維、植物性繊維など
*クリーニング屋さんは特殊な技術と判断で毛、絹を水で洗ったり、化学繊維や植物性繊維をドライ溶剤で洗ったりします。
これがクリーニングにだすおおきなメリットです!
適切な洗剤
液体なのか粉状なのか
中性、酸性、アルカリ性なのか
合成洗剤なのか石鹸なのか
漂白剤を使うか
漂白剤は塩素漂白か酸素漂白か還元漂白か
この判断を間違えると大事な服を台無しにする恐れがあります!
適切な温度
ドライ溶剤は一定ですが、水洗いの場合は常温で洗ったり、60℃ぐらいまで上げたりします。
温度を上げれば、繊維が膨らみ汚れが落ちやすくなります。
後、洗剤の効果も上がります。
これもアイテムによっては温度を上げれません!
適切な洗剤の量
洗剤の量を濃くすれば、汚れが落ちるというわけではありません。
かえって泡が立ちすぎたら、汚れ落ちが悪くなります。
ちょうど良い具合が大事です!
このような点が大きく違う点です。
ではどのようにクリーニング屋さんと家庭洗濯を分ければ良いのでしょう。
・高価なものやお気に入りの物はクリーニング屋さんに出す。
・ポロシャツ、スポーツシャツ、綿パンなど家で洗う物を、時々ダブル洗い(ドライと水洗いのコース)(当店ではダブルアクア)に出す。
・毛、絹など動物性繊維で絵表示が水洗いが〇でも出す。
こういったところでしょうか
当店でも家庭で洗って縮んだセーターをもって来られます。ほぼ直らないので気を付けましょう。